原田拾六 作 「備前ぐい呑」(商品No. 7755) |
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88,000 円(税込)
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備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の備前ぐい呑(酒呑)です。
平成9年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作した作品と思われます。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも中期頃の窯の作品で、
古備前研究で培った知識と技術を詰め込んだ重厚な景色が特徴となっています。
一見するとまるで山道に転げ落ちている岩石のような存在感があり、
何者にも媚びることのない圧倒的な拾六ワールドを体感出来ます。
かなり厚手に挽いた作品を木箆で削ぎ落とす「鎬技法」の作品ですが、
削ぎ落とすというよりも、まるで斬りつけたかのようなアグレッシブな削ぎ跡となっています。
作品の所々にくっつき跡が多数あり、まるで戦国時代の荒武者そのもののような肌は、
眺めていると「破損上等、窯内は戦場なり」という拾六先生の矜持が伝わってきます。
拾六先生のトレードマークである豪快な付け高台も見応えがあり、
高下駄のような高台は威風堂々としており、酒呑という器種を超越する存在感があります。
共箱(四方桟)
径8.1cm×7.2cm×高さ6.2cm
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公開日時:2025-08-25