2014-12-17 藤原 啓先生の亀香合 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日はお客様の貴重なコレクションをご紹介させて頂きます。藤原啓先生の愛らしい亀の香合です。啓先生は晩年に好んで亀の置物などをつくられたことは有名で作品集などにも良く掲載されていますが、この形のものは大変珍しく、敬介先生にお聞きした所、「とても数が少なく父がこたつで一生懸命作っていたのを覚えています」と仰られていました。啓... More
2014-12-13 相賀真志郎先生の新作が入荷しました2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。前回の11/18の入荷速報から期間が空いてしまいましたが、相賀真志郎先生の新作伊部皿をご紹介したいと思います。淡々とした作陶生活を送っているように見えて、その実大変な努力家である相賀真志郎先生は、近年その評価が高まりつつありデビュー時から作品を頂いている当店は感無量です。相賀先生は決して天才的な技量、神業を持っているとい... More
2014-12-09 曽我 尭先生の窯出しがありました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。この度、曽我 尭先生が窯出しをされ新作が入荷しました。窯毎に焚き方や土造りの手法などを変えておられる曽我先生。今回は土造りの過程で土の粘りを促進させる方法を行い、より粘りの強い観音土を用いて制作されたそうです。そして土の鉄分が反応するような焚き方で焼成されたということで、画像の酒呑の土肌のように作品の肌に鉄分の噴出がプツ... More
2014-12-07 森本良信先生の新作が入荷しました3~2014年秋冬~ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は森本良信先生の新作特集第三弾として、六角酒盃をご紹介したいと思います。六角酒盃は元来は黄瀬戸や瀬戸椿手などで制作された格式高い酒盃ですが、これを備前で取り組むという事で森本先生らしいアレンジが加えられています。本来の六角酒盃は型成形ですが、備前に合わせてあまりカッチリと堅くなり過ぎないように、轆轤成形後に変形させて... More
2014-12-05 森本良信先生の新作が入荷しました2~2014年秋冬~ 皆さんこんにちは、如何でしたでしょうか。本日の更新は前回に引き続き、森本良信先生の新作のご紹介です。今期は土ものシリーズを始めとして、今までになかった新たな試みがとても多く、常に挑戦を続ける森本先生らしい見ていて楽しい窯出しとなりました。今回ご紹介するのは今期の意欲作の一つである擂鉢酒呑です。擂鉢酒呑自体初制作ですが、森本先生らしいディテールにこだわった作りこみ... More
2014-12-03 森本良信先生の新作が入荷しました~2014年秋冬~ 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は窯出しされたばかりの森本良信先生の新作をご紹介したいと思います。今回は柔らかな土味の表現や胡麻と灰被りのコントラストなど、柔らかさや温かみのある色合いの表現にこだわっておられるように思えました。作品は全て岡山市の狸庵文庫美術館にて展示発表されていたものですが、陶印もやや変化し土味の表現など新たなステージの始まりを予... More
2014-11-29 高力芳照先生の新作が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。高力芳照先生の窯出しがあり新作が入荷しました。先日の阪急うめだで開催されました個展は大盛況で無事に終えられたそうで、特に酒器はほぼ完売状態であったそうです。当店で新たに入荷しました酒器をいくつかご紹介させて頂きます。1.強烈な降灰を受けた転がし窯変の徳利です。べっ甲状になった胡麻がいくつも流れ豪快な景色となっております。... More
2014-11-27 金重多門先生の徳利の写真を頂きました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。金重多門先生の扁壷徳利をお買い上げ頂いたお客様より素敵なお葉書を頂戴致しました。写真がご趣味とのことで、ご自身で撮影された徳利の写真を葉書にしてお送り下さいました。最初個展のDMが届いたのかと思い、雰囲気のある写真に私も見習いたいと思いました。お客様のお気に入りの部分を正面に撮影して下さっているのであろうと思いますが、視... More
2014-11-24 伊勢崎晃一朗先生の引出黒酒呑のご紹介です 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は伊勢崎晃一朗先生の引出黒酒呑のご紹介です。窯の焚き口正面に配置し、焼成中に引っ張りだすという引出黒技法ですが、その技法の性格上、置ける場所や破損も多くとても稀少な作品です。 焼成中に引っぱり出されることで黄胡麻や黒が透明化しています。写真左の黄色い部分や右の黒いガラス状の物質は普通に冷ますと黄胡麻になって... More
2014-11-20 池西先生の黄瀬戸のお写真を頂きました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。池西先生の黄瀬戸の片口と酒盃をお買い上げ頂いたお客様より、素敵な写真を頂戴致しました。片口は池西先生の黄瀬戸茶碗にそのまま口をつけたようなデザインで、初期段階では抹茶碗として制作されていたものを急遽片口へと変形させた珍品です。片口部分以外は黄瀬戸茶碗として完成されており、風格のある堂々とした造形になっています。胴部分は正... More
2014-11-18 相賀真志郎先生の新作が入荷しました1 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。相賀真志郎先生の新作が入荷しましたのでご紹介させて頂きます。本日はよく溶けた黄胡麻が美しい伊部酒呑です。激しい景色ですが造形自体は使用感を大事にしたものになっており、口縁の微妙な反り返しや持ちやすい轆轤目など相賀先生の気配りが感じられます。 塗り土による溶けたビターチョコのような肌が印象的です。 写真... More
2014-11-15 「没後400年 古田織部展」 安倍安人先生より展示会の情報をお知らせ頂きました。安倍安人先生より展示会の情報をお知らせ頂きました。「没後400年 古田織部展」【東京展】松屋銀座8階イベントスクエア2014年12月30日(火)~2015年1月19日(月)【広島展】奥田元宋・小由女美術館(広島県三次市)2015年3月2日(月)~同年4月12日(日)【滋賀展】佐川美術館(滋賀県守山市)2015年1... More
2014-11-11 伊勢崎 創先生の酒呑が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は先日入荷しました伊勢崎 創先生の酒呑のご紹介です。制作時に一番意識されているという丁寧さが良く表れている、口造り、高台とかっちりと造り込まれている端正な造形が印象的です。登り窯による焼成ですが、他の作品の影になって焼かれ、穴窯風の胡麻と緋襷が一緒に出た焼き上がりとなっています。見込みにはさり気なくボタを施しておられ... More
2014-11-09 伊勢崎晃一朗先生の新作が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日ブログで告知させて頂きました、伊勢崎晃一朗先生の新作をご紹介したいと思います。今回の窯出しで初制作された、白と黒の酒注ぎです。丸く捏ねた粘土玉を二つに千切り、それを板状にして二枚重ねてから、手捻りで包み込むようにして立ち上げて形を整えた作品です。器右上部の岩肌のような部分が千切り跡、中央部の横線が二枚重ねの跡です。&... More
2014-11-08 伊勢崎晃一朗先生の窯出しがありました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日、伊勢崎晃一朗先生の窯出しがありました。前回も発表されていた伊部の白土を用いた作品も更に研究を重ね、発色が豊かになっており、また今回は成形した土肌の上から砂を塗り独特の質感を持たせた酒呑や、新たに酒注にも挑戦されたりしていました。多彩な作品を頂いて参りましたので、ブログや商品ページにて随時ご紹介して参ります。11月2... More
2014-11-06 森本良信先生のやきもの塾へ行ってきました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。先日、森本良信先生が講師として第一土日に開催されている、狸庵文庫美術館 やきもの塾にお邪魔して参りました。丁度、やきもの塾の生徒の方々による作品展も開催されており、楽作品や織部作品などバラエティ豊かな作品が展示されておりました。以前に「森本先生が陶芸の本質に触れて頂くための勉強会」と仰られており、今回お邪魔し... More
2014-10-30 金重晃介先生の新作のご紹介2 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。今日は金重晃介先生の新作第二弾として窯変美しい酒呑をご紹介させて頂きます。近現代の備前陶芸史の中でも大きな転換点となった金重陶陽先生の足跡の中で、今現在、ある意味では最も大きな影響として考えられるのが備前酒呑の一般化ではないでしょうか。備前焼作家として酒呑を作っていないという方にはお会いしたことがありません。勿論商いをす... More
2014-10-29 伊勢崎 創先生の工房へお邪魔しました。 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日は大阪からお越しのお客様が創先生のお宅へお邪魔したいということでご案内してきました。満先生の跡を継がれ伊部の歴史ある茅葺き屋根の工房で作陶されている創先生。作品や登り窯を拝見させて頂き、丁寧に窯焚きや土についてご説明下さりました。満先生より受け継がれた登り窯は現代では比較的大きめの窯で、2週間ほどじっくりと焚かれるそ... More
2014-10-27 隠崎隆一先生の黒酒呑が入荷しました 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日の更新は隠崎隆一先生の黒酒呑です。非常にユニークな造形で有名な隠崎先生ですが、本作も一見ランダムに見えて綿密に計算された削りが印象的です。器自体の大まかなラインはそのままに削りによってまるでパズルのように組み上げられ、平面ではなく立体造形のパーツの一部として削りが機能していますね。言葉では説明しづらい見事な造形ですの... More
2014-10-25 金重晃介先生の新作のご紹介 皆さんこんにちは、如何お過ごしでしょうか。本日の更新は金重晃介先生の新作扁壷徳利のご紹介です。隈取りの出た灰被り窯変と並んで金重一門最上の焼きとされているカセ窯変の出た扁壷徳利です。カセ窯変というのはカセ胡麻+灰被り窯変の略語のようなもので、実際作品には柔らかいカセ胡麻と緋色、ゴツゴツと灰が隆起した灰被り窯変が同時に出ています。カセ胡麻と緋色はやや低温度帯、灰被... More