新作入荷情報や巨匠の名品のご紹介など随時お知らせしていきます。
金重道明 備前変形鉢 共箱
伝統ある金重備前を継承した金重道明と、備前陶という素材をモダンアートと融合させたカネシゲミチアキが交差したような作品です。
焼きはまさに金重備前の真骨頂である、胡麻と灰被りに上品な牡丹餅があしらわれたものとなっています。
ほんのりと色づいた牡丹餅にネットリとした濃厚な緋襷が合わさり、無釉焼き締めの妙味である無限の変化が楽しめます。
造形は六角形をモダンに変形させており、縁などは非常にシャープな処理が施されています。
鉢としての機能は残したままモダンな雰囲気を上手く取り入れており、伝統の備前と最先端の備前が見事にクロスオーバーしています。
径30.3cm×26.4cm×高さ3.8cm SOLD OUT
金重道明 備前徳利 共箱
肩の切り返しが鋭く、非常に凛々しい印象のある肩衝徳利です。
やや下膨れの力強い胴の造形に、丁寧で細かい腰の削りが合わさり、肩と合わせて「鋭さ、伸びやかさ、柔らかさ」が上手く表現されています。
景色も見事な作品で、備前最高峰の土味を誇る金重一門らしい多彩な変化が目を楽しませてくれます。
特に抜けの部分の緋色と紫蘇色は極上で、酒を垂らして濡らしてやることで極上の色艶となります。
口縁3.5cm×胴径8.7cm×8.7cm×高さ12.8cm SOLD OUT
金重道明 伊部茶碗 剛識箱
これぞ備前焼!と言いたくなるような、オーソドックスながらも見るものの心を打つ景色となっています。
しっとりとした土味は明るい茶色や紫蘇色が交じり合い、観音土らしく派手さはなくとも多彩な色合いが楽しるものとなっています。
また、土の良さを証明するかのような見事な緋襷が見込みに出ており、茶碗には嬉しい景色となっています。
土味と緋襷と胡麻という備前焼の基本的な窯変ながらどれも非常に高水準で、これだけの見事な味わいを引き出す道明先生の技術の高さには畏敬の念を抱かずにはいられません。
径7.3cm×7.3cm×高さ7.4cm SOLD OUT
金重道明 伊部沓鉢 共箱
父である金重陶陽先生も得意とした、牡丹餅と灰被り窯変の構図が非常に見応えのある鉢です。
牡丹餅と底部のほんのりと緋色が出た土味は、子供の赤らんだ頬のようであり、この優しい発色こそ数年の時間を費やして土づくりを行う金重一門の真骨頂と言えます。
赤すぎず白すぎずの程良い発色は見れば見るほどその魅力に引きこまれますが、 水に濡れることで更に赤みが増し、これが灰色の粘土から発色したのかと改めて驚かされます。
径20.8cm×16.0cm×高さ8.2cm SOLD OUT