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山本雄一 作 「備前雄彩黒焼酎杯」
(商品No. 5415)
45,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
神業を持つ名工 山本陶秀先生を父に持つ、無形文化財山本雄一先生の窯出しされたばかりの新作備前雄彩黒焼酎杯です。今回の窯出しで初めて制作された雄彩黒シリーズの焼酎杯で、限界まで焼き込むことで肌から墨汁が滲み出すかのような見事な黒を発生させています。雄一先生ご自身が百点の中に数点しか採れなかったと語るほど貴重で、塗り土を使用せずに狙った黒は備前らしい幽玄な味わいと黒の面白さとが同居しています。胡麻に関しても激しい焼き込みの影響を受けており、黒いガラス質の窯変をベースに緑色と白色と金色とが目まぐるしくグラデーションしています。造形も同じく激しい焼きの影響を受け、山本備前らしく左右対称の真円に近い造形だったものが、熱の影響でじわりと形を歪めており、山本備前のテーマである轆轤を越えて炎と向き合っているのが面白いです。
■作品の概容
共箱(二方桟)
径8.4cm×径8.0cm×高さ8.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-04-01
■作者(山本雄一)について
山本雄一先生は人間国宝山本陶秀先生のご長男で、1959年から父のもとで陶芸の道に入りました。1968年には備前焼で初めてガス窯を導入。科学好きの旺盛な探究心で、偶然に頼る部分の多い緋襷を意図的なデザインとして生み出す方法を研究。稲わらを煮詰めて抽出したエキスを絵の具のように使い、素地に花や模様を描いた人口の緋襷「緋紋」「緋彩」の技法を考案しました。花器、茶器、壺、大鉢など幅広く製作しています。1967年日本工芸会正会員に。1995年、制作者向けの入門書「備前焼の技法 伝統と創造」を出版。1996年には茶の湯の造形展で田部美術館大賞を受賞。同年、岡山県重要無形文化財保持者に認定されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、紺綬褒賞、岡山日日新聞芸術文化功労章、茶の湯の造形展大賞など多数/県展審査員
所属団体・・・日本工芸会、備前焼陶心会、備芸会、玄画会、薫風会
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