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金重 愫 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 5816)
88,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、金重 愫先生の極上の新作備前ぐい呑です。窯変を狙う際にはとことん焼き込む愫先生ならではの、まるで土が焼き切れるかのような重く激しい窯変が出ています。高台部分を覆う灰被り窯変はまさに溶岩そのものであり、黒銀に鈍く輝く灰被り窯変は吸い込まれそうな美しさがあり、また掌の中でも抜群の存在感を放ちます。胴部はガラスコーティングのように結晶化した自然釉が見事であり、通常の胡麻とは違うクリアーな色合いはかなり高温域での焼き込みであったことが推察されます。破損するギリギリのラインを試すかのような挑戦的な焼き込みでありながら、土肌自体は実に泰然としていて味わいを保っており、使われた土の良さに感服する他ありません。
■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.0cm×5.7cm×高さ6.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-03-18
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。その後、1979年に独立。ろくろで主に茶陶を手掛け、深みのある焼成が持ち味です。装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。公募展には余り出品されず、作品発表は個展を中心に意欲を出し、岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、毎年精力的に個展を開催、また1995年には独・ミュンヘンで個展を開かれました。1997年には備前焼パリ展にも出品されています。2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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