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浦上善次 作 「備前茶碗」
(商品No. 5888)
75,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
数々の栄誉に輝き、世界的にも高名な無形文化財 浦上善次先生の備前茶碗です。
平成16年までの陶歴書が同封されており、
浦上善次先生の最晩年期の作品であると思われます。
浦上善次、光弘先生親子の十八番である強還元による青備前の茶碗で、
青みがかったグレーにの土肌がシックな雰囲気を醸し出しています。
緋襷も強還元によって濃いグレーの襷へと変化しており、
青みがかったグレーの肌にまるで光芒のような景色を作り出しています。
茶陶や酒器では重厚な作風の多い浦上善次先生らしく、
高台は力強く厚手でその他の部分では薄手で伸びやかな作りとなっており、
主張のない端正な造形は青備前のシックな景色を引き立てています。
シンプルで奥行きのある見込みはお茶の美しい緑が映えそうです。■作品の概容
共箱(四方桟)
径15.1cm×15.1cm×高さ7.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-05-28
■作者(浦上善次)について
浦上善次先生(1914年〜2006年)は伊部に生まれ、
西村春湖先生に師事し陶芸の道に入りました。
1935年芸術院会員北村西望先生の門下生となり塑像を学び、
内藤伸先生に木彫りを、岡田三郎先生と大久保作次郎先生にデッサンを学びました。
写実に立脚した生命感あふれる動物の置物や銅像、陶壁などが得意です。
主な作品は岡山空港の陶壁、倉敷芸文館の大山名人陶板、
備前陶芸美術館の金重陶陽胸像、津山市の児島高徳公陶像など。
1973年に牛の置物がル・サロン300年祭で金賞を獲得。
同年、岡山県指定重要無形文化財保持者となりました。
2006年3月に逝去されました。
受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、仏・シャガール栄誉賞、紺綬褒賞、勲五等瑞宝章、サロン・ド・パリ展大賞など多数/県展審査会員
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