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金重有邦 作 「伊部盃」
(商品No. 5878)
49,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の新窯による新作伊部酒呑です。
新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、
金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。
土味や緋色などを見ているとこれまでの有邦先生の特徴にプラスして、
ところどころに古備前のような色合いも混じっており、
これまでの単純明快な灰被り窯変ではなく、
一歩先へ進んだ新たな世界を切り拓いていることが分かります。
古備前のように非常に濃厚な緋色と紫蘇色が出ており、
更に質感は極上の丸みを纏っていることで色だけでなく使用感も金重系と古備前の折衷となっています。
見込みは粒の細かい胡麻がパラパラと程良く降り掛かっており、
作品全体の上品な土味主体の景色にとても良く似合っています。
一見地味ですが使えば使う程に味の出てくる玄人向けの酒呑となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径8.2cm×7.7cm×高さ4.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-05-17
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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