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多久 守 作 「備前酒盃」
(商品No. 5921)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前酒盃です。
たっぷりと煙を吸わせて焼き上がった作品で、熟成されたカセ胡麻を中心に、
枯れた味わいであっても非常に奥行きのある窯変が展開されています。
やはりまず一番に目を引くのが重厚なカセ胡麻であり、
黄色を下地として青味がかったカセ胡麻がバリバリと肌に貼り付くように発生し、
その色味と重厚感は一目で多久先生と分かる仕上がりとなっています。
スポットライトのように浮かび上がってくる三つの抜けは、
中央部分があっさりとした白い土味となっていますが、
その周辺ではまるで伊部手のような濃厚な黒色もしくは焦げ茶色となり、
腰回りに入れられた削り箆と相まって巌のような重厚な作品に陰影を生み出しています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.1cm×6.8cm×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-07-01
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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