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多久 守 作 「備前酒盃」
(商品No. 5933)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前酒盃です。
同じ地層の中でもそれぞれ層の違う土を使用し、鉄分の多い層は塗り土にして使用した酒盃です。
塗り土が胡麻に敏感に反応し所謂古備前伊部手状の景色を形作っており、
鮮やかな黄胡麻、水を含んだような白く厚い桟切り、墨汁を滲ませたような黒い窯変が出ています。
その他の部分でも塗り土と胡麻の作用によって紫色の土味が蕩けるような表情となっており、
使用感を向上させつつ枯れた肌を生み出すことに成功しています。
高台は塗り土の量をかなり抑えており、胎土の性質が強く表れるよう工夫されており、
土見せのような概念で高台を楽しむことが出来ます。
たっぷりと黄胡麻が掛かった見込みに酒を注げば、
圧倒的な胡麻の質量が酒の透明感を際立たせ、岩肌を流れる清流の如き景色を見せてくれます。■作品の概容
共箱(四方桟)
径8.5cm×8.2cm×高さ4.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-07-12
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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