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伊勢崎 満 作 「伊部緋襷ぐい呑」
(商品No. 6011)
30,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の伊部緋襷ぐい呑です。
登り窯による緋襷焼成に定評のある伊勢崎 満先生らしく、
もぐさ色の味わい深い土味に桃山調の見事な緋襷が掛かった作品です。
登り窯による緋襷作品ながらもどちらかといえば電気窯焼成に似た味わいを持ち、
寧ろすっきりとした清涼感すら感じさせるとても繊細な景色となっています。
無釉焼き締め陶である備前焼の中でも緋襷作品は、
肌に僅かに掛かる自然釉すらも避けた剥き出しの肌を見せるものであり、
土の良さとそれを引き出す窯焚きの妙味を知り尽くした満先生の熟練の技が光っています。
造形もあくまで主張しすぎず緋襷を立てるようオーソドックスな作風となっており、
清涼感のある景色を活かした流れるような優しい立ち上がりとなっています。
とくにわずかに波を作った口縁は絶妙で、
緋襷の濡れたような質感と相まって乙女の唇のような可憐さがあります。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.1cm×径7.0cm×高さ4.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-09-28
■作者(伊勢崎 満)について
伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。
作品によって登窯と中世の穴窯を使い分けられており、
電気窯やガス窯は使わず松割木による焼成にこだわられています。
1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。
1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。
同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
2011年8月、77歳で逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待
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