人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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越智富雄 作 「信楽茶碗」

越智富雄 作 「信楽茶碗」

(商品No. 6068)
50,000 円(税込)

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■作品の特徴

安倍安人先生のもとで黙々と窯焚きに励み、
未だ満たされぬ想いを陶にぶつける越智富雄先生の信楽茶碗です。

かつて安人先生と共に信楽にて採集したという土を用いて、
備前作品同様に複数回焼成を重ねた作品です。

今回はより強い焼き上がりを狙って7度もの窯焚きとなり、
元々比較的耐火度が高い信楽土をしっかりと焼き込む事によって、
プラチナでコーティングされたような煌くオレンジ色の肌が生まれています。

クリーミーな色合いの自然釉が正面や見込みに飛び散っており、
淡い緑色掛かった独特の色調がオレンジの肌にとても良く映えています。

古陶磁研究で培った知識を基に作られた造形も見事で、
作品全体に細かく削りを入れながら成形する事でミクロな視点では岩肌のように、
マクロな視点では古備前茶碗のようなエッジの効いた造形となっています。

見込みの脇にも工夫をこらしており削り出しで生まれた造形の隙間、
つまり余白を活かして外周部からでは分からないように腰回りを広げており、
これによってお茶にさざなみのように対流がうまれて味に深みをもたらします。

■作品の概容

共箱後日
径12.1cm×11.7cm×高さ9.1cm

■作品画像

越智富雄 作 「信楽茶碗」 #1 越智富雄 作 「信楽茶碗」 #2 越智富雄 作 「信楽茶碗」 #3 越智富雄 作 「信楽茶碗」 #4 越智富雄 作 「信楽茶碗」 #5

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2020-11-21

■作者(越智富雄)について

越智富雄先生は1949年に愛媛県で生まれ、愛媛県立新居浜工業高校を卒業しました。

1969年からは会社勤めの傍らで鷹美術で絵画と彫刻の勉強に励みました。

1976年に愛媛県にて安倍安人先生の窯焚きの助手を務めながら薫陶を受けました。

1998年に岡山県瀬戸内市牛窓の安倍安人先生の工房敷地内にご自身の窯を築窯されました。

彫刻や絵画を学んだ経験を生かしながら備前焼作りに取り組まれています。


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