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曽我 尭 作 「備前酒呑」
(商品No. 6471)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現して古の美へと挑戦する曽我 尭先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑です。
令和3年12月に窯出しされた最新作です。
古備前の時代の窯焚き様式を再現するため当時存在しなかった耐火煉瓦を使用せず、
現代の窯焚きの常識が通用しない土だけの窯で焼き上げられた作品です。
土だけの窯はそれ自体が巨大な一つの焼き物となっており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
曽我先生の窯では窯焚きをするたびに土窯自体が変容し、
その影響で作品の焼き上がりも絶え間なく変化し続ける特性を持っており、
本作は曽我先生らしい金彩緋襷の肌が突然切り替わり、
まるで炭化したような灰被りが袈裟懸けに器を覆っています。
灰被り部分は初見では焼け焦げて煤けたようにも見えますが、
よく見ればしっとりとした光沢が出てまるで濡れた石のようでもあり、
曽我先生らしい他に類を見ない独特の焼き上がりとなっています。
灰被り以外の部分では土味と緋襷に金属のような金彩が掛かっており、
外周部の窯変が持つ煤けたようなそれでいて濡れたようなマット光沢と、
金彩部分の艶めいた肌合いとが互いに引き立てあって独特の色気を醸し出しています。
まるで川底で数百年放置されたかのように有機的ですらある窯変は、
古備前の陶工が目指した極限の枯れ味を見事に再現しています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.0cm×6.8cm×高さ5.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-01-10
■作者(曽我 尭)について
曽我 尭先生は1984年に東京都で生まれました。
2009年に伊勢崎 淳先生に師事し、2012年に備前市久々井に耐火煉瓦を用いない土だけの窯を築窯しました。
2013年より独立し作陶活動を開始されました。
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