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伊勢崎 淳 作 「備前一重口水指」
(商品No. 6494)
220,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生のやや前作の備前水指です。
人間国宝認定直後に制作されたと思われる水指で、
穴窯による灰被り窯変の特徴がよく出た作品です。
本作の灰被り窯変は、登り窯とはまた違った色合いを持っており、
やや明るいグレーの色合いで全体的に光沢感が強く、
まるで焼きの入った鉄のような独特の雰囲気があります。
土味部分もほんのりと緋色の混じったキャラメルブラウンで、
前述の鉄色の灰被り窯変と組み合わさることで、独特の雰囲気を纏っています。
作品タイトルに「一重口」とあるように上部の造形はシンプルですが、
腰回りでは伊勢崎一門のリーダーらしい見事な箆削りが入っており、
作品単体として見ても非常に見応えのあるものに仕上がっています。
また、本作には水指として使用中には見られない秘密があり、
底面に蕩けそうなほど濃厚な色合いの紫蘇色と、光り輝く緋襷を持っていて、
茶席ではなく持ち主の膝の上でこっそりと秘密の景色を見せてくれるのが大変心憎いです。
前作ですが使用感や汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径18.2cm×18.0cm×塗蓋含む高さ17.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-02-01
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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