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藤原 雄 作 「備前酒杯」
(商品No. 7030)
50,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前酒杯です。
一目で藤原 雄先生と分かる作風となっており、
小手先の技を排除した裸の心でぶつかってくるような作品です。
晩年期の作品で、やや小振りながらも雄先生の特徴がよく出ています。
雄備前といえばモスグリーンのカセ胡麻が有名ですが、
本作ではもう一つの特徴である濃厚なワインレッドの土味が主役となっています。
勿論、ややカセた風合いの渋い黄胡麻も出ていますが、
風に乗って運ばれたような非常にささやかな掛かり方で、
あくまでも土味を引き立たせる脇役に徹しています。
見込みでも主役はワインレッドの土味となっており、
うっすらと金彩掛かった土味が見込み一面に広がっており素敵です。■作品の概容
共箱(二方桟)
径7.0cm×6.9cm×高さ5.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-08-05
■作者(藤原 雄)について
藤原 雄先生(1932年〜2001年 岡山県備前市生まれ)は、
備前焼で二人目の人間国宝の藤原 啓先生の長男として生まれました。
作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、
大型の壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。
また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。
1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」など、
シリーズ化して開催されました。
スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。
1967年に日本陶磁協会賞を受賞されました。
1980年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1996年には陶芸界では初めてとなる、
親子二代での国指定重要無形文化財保持者になりました。
2001年に逝去されました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞
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