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藤原 雄 作 「備前徳利」
(商品No. 7051)
70,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前徳利です。
一目で藤原 雄先生と分かる作風となっており、
小手先の技を排除した裸の心でぶつかってくるような作品です。
人間国宝に認定された後の晩年期の作品で、雄先生の特徴的な焼き上がりが出ています。
藤原備前の特徴である牡丹餅のレパートリーが素晴らしく、
正面では緋色の抜けがど真ん中に配され、まるで押し迫ってくるかのようで、
裏側ではぼんやりと出た緋色の抜けがまるで朧月のようで幻想的です。
ベースとなる土味は橙色と緋色が混ざった複雑な色合いとなっており、
そこにプラチナを塗ったような独特の金彩が土味全体に発生し、
キラキラと煌めく独特の景色を形成しています。
晩年期になるにつれ小振りな徳利が多くなる雄先生ですが、
本作は肩衝型と蕪型の中間のような造形となっており、
手取りも程良い重さに仕上がっており使いやすい作風に仕上がっています。
新品で購入後に使用せずにそのまま保管されていたため、
汚れや使用感などは一切ありません。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁4.0cm×胴径9.0cm×胴径8.8cm×高さ11.9cm 容量 約320cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-08-29
■作者(藤原 雄)について
藤原 雄先生(1932年~2001年 岡山県備前市生まれ)は、
備前焼で二人目の人間国宝の藤原 啓先生の長男として生まれました。
作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、
大型の壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。
また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。
1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」など、
シリーズ化して開催されました。
スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。
1967年に日本陶磁協会賞を受賞されました。
1980年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1996年には陶芸界では初めてとなる、
親子二代での国指定重要無形文化財保持者になりました。
2001年に逝去されました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞
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