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松井與之 作 「備前藍彩酒呑」
(商品No. 7077)
25,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
陶芸センターの講師として後進の指導もされた松井與之先生の前作の備前藍彩酒呑です。
2004年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
備前手以外にも様々な技法を駆使する松井先生の十八番の一つである、
粘土にコバルトを混ぜ込んで焼き上げた「藍彩技法」による酒呑です。
表面に塗るのではなく、粘土に混ぜ込むという藍彩技法の特徴として、
粘土が受ける火の下限で絶妙に色合いが変化するというものがあり、
この作品も火前や影の部分、そして胡麻が付着した部分で様々な色合いに変化しています。
付着した胡麻自体も藍彩技法の影響によって黄色よりも灰色に見え、
濃厚な藍色の土肌に灰色の胡麻が相まってシックかつ上品な組み合わせになっています。
軽快に波打った口縁部は講師であった松井先生らしい、
器づくりのお手本のような動きを見せておりとても使いやすそうです。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.2cm×6.1cm×高さ6.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-09-23
■作者(松井與之)について
松井與之先生は、1931年に熊本県荒尾市で生まれました。
1950年に国立京都陶磁器研究所を卒業されました。
熊本県工業試験場に5年間勤めた後、1956年からは再び京都に戻り清水焼作家の森野嘉光先生に師事しました。
修業中の1960年に当時の岡山県知事の三木行治氏に招かれ、岡山県備前市陶芸センターの講師に就任しました。
就任後は若手作家の育成に力を注ぎ、1978年に所長の職を辞して備前市西片上に築窯されました。
1969年に日本工芸会正会員、1996年に岡山県重要無形文化財保持者に認定されました。
1997年には備前焼パリ展に出品。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化賞・同文化奨励賞、山陽新聞社賞など多数/県展審査委員
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