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藤原 雄 作 「備前酒杯」
(商品No. 7167)
77,000 円(税込)
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■作品の特徴
日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前酒杯(ぐい呑)です。
一目で藤原 雄先生と分かる豪放磊落な作風となっており、
小手先の技を排除した裸の心でぶつかってくるような作品です。
人間国宝に認定された後の晩年期の作品で、雄先生の特徴的な焼き上がりが出ています。
藤原備前の特徴である牡丹餅の使い方が素晴らしく、
正面では半月型の牡丹餅が口縁部に置かれ景色と使い勝手を両立させています。
ベースとなる土味は紫蘇色と橙色と茶色が混ざった複雑な色合いで、
そこにプラチナを塗ったような金彩が合わさり独特の土味を形成しています。
更に前述の輝く土味が堪能できる内側では、見込み一面に大きな牡丹餅が敷かれており、
酒を飲み干すと金彩が輝き、まるで銀色の月が湖面から現れるかのようです。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.3cm×高さ6.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-12-21
■作者(藤原 雄)について
藤原 雄先生(1932年〜2001年 岡山県備前市生まれ)は、
備前焼で二人目の人間国宝の藤原 啓先生の長男として生まれました。
作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、
大型の壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。
また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。
1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」など、
シリーズ化して開催されました。
スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。
1967年に日本陶磁協会賞を受賞されました。
1980年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1996年には陶芸界では初めてとなる、
親子二代での国指定重要無形文化財保持者になりました。
2001年に逝去されました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞
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