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多久 守 作 「備前茶碗」
(商品No. 7297)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける、
多久 守先生のやや前作の備前茶碗です。
本体とは成分の違う土を表面に塗布した、所謂伊部手に類する茶碗です。
塗り土が胡麻に敏感に反応し、伊部手らしい渋く枯れた景色を形作っており、
鮮やかな黄胡麻や鉄釉のような色合いの黒い土肌が非常に味わい深いです。
その他の部分でも塗り土と自然釉の相乗効果によって、
茶褐色の中に僅かに紫蘇色を残した土味が出ており、
使用感を向上させつつ枯れた肌を生み出すことに成功しています。
高台や腰回りにおいては塗り土の量をかなり抑えることで、
胎土が元々持っていた性質が強く表れるよう工夫されており、
土見せのような概念で高台を楽しむことが出来ます。
掌の筋肉の形に合わせた造形や、重厚な見た目に反する手取りの良さがあり、
備前茶碗初心者の方にもお勧め出来るお茶碗に仕上がっています。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径12.4cm×12.4cm×高さ8.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-05-06
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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