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多久 守 作 「備前酒盃」
(商品No. 7257)
8,800 円(税込)
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■作品の特徴
他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける、
多久 守先生のやや前作の備前酒盃です。
作風や箱から見て十数年前に焼成された作品と思われます。
土マニアの多久先生らしい特殊な粘土を使った前衛的な作品で、
本来はサクサクとした土質とのっぺりとした色味を持つ土ながらも、
逆にそれらを長所として発揮させてプリミティブな味わいを持つ作品に仕上げています。
サクサクとした土質ゆえに箆への敏感なリアクションが素晴らしく、
腰回りの削りと縦の面取り箆が土肌を掻き立てて絶妙な色香を引き出しています。
正面及び向こう正面にはおそらく人為的な吹き胡麻を用いており、
乾いたような質感の土味に、まるで雪が積もるかのように胡麻が染み込んでいます。
茶碗をコンパクトにしたような動きのある造形ですが、
くびれに指が絶妙にフィットし非常に使いやすくなっています。
前作ですが使用感や汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径8.0cm×7.7cm×高さ5.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-03-25
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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