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多久 守 作 「備前伊部酒盃」
(商品No. 6344)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前酒盃です。
成分の違う土を表面に塗布した所謂伊部手に類する酒盃です。
塗り土が胡麻に敏感に反応し濃い茶褐色の土肌を形成しており、
鮮やかな黄胡麻や青みがかったなまこ肌のような窯変が出ています。
高台は塗り土の量をかなり抑えることで、
胎土の性質が強く表れるよう工夫されており、
土見せのような概念で高台を楽しむことが出来ます。
口縁部は今回はかなり薄く仕上げおり、
滑らかな胡麻がまるでコーティングするように乗ることで、
非常に心地良い使用感が期待できます。
見込みでは霧のように粒子の細かい黄胡麻が見込みに落ちて、
まるで降り積もり始めた雪のような形状となり、
甲虫のような深い茶褐色と相まって激渋の景色を見せてくれます。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.3cm×6.3cm×高さ5.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-09-04
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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