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多久 守 作 「備前酒盃」
(商品No. 5970)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前緋襷酒盃です。
緋襷を自身の制作の中心に据える多久先生らしく、
爽やかな白土、大量の鉄分等の噴出、やや落ち着いた色の緋襷が揃った味わい深い酒盃です。
工房にズラリと並ぶ緋襷焼成の作品のすべてが色合いの違う緋襷となっており、
土マニアで研究熱心な多久先生だからこそ成し得る圧巻のレパートリーです。
その中でも気になったものの一つがこの緋襷酒呑で、
多久先生の緋襷といえばこのやや黄色みを帯びた白い土味ですが、
大量の黒点がこれまでとはまた一味違った趣きとなっています。
緋襷用の藁が焼ける際の煙の作用をサヤでコントロールしており、
口縁部から胴にかけての面の緋襷は緋襷掛けを行わない緋襷です。
この緋襷は熟した林檎の皮のような実にまったりとした色合いが素晴らしく、
瑞々しい光沢感と前述の白土も相まって素晴らしい景色となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.3cm×7.2cm×高さ4.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-08-17
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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