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多久 守 作 「備前花入」
(商品No. 7214)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける、
多久 守先生のやや前作の備前花入です。
本体とは成分の違う土を表面に塗布した、所謂伊部手に類する花入です。
塗り土が胡麻に敏感に反応し、濃厚な茶褐色の土肌を形成しており、
鮮やかな黄胡麻や青みがかったえのき肌のような窯変が出ています。
作品上部からまるで霧がかかるかのように胡麻が焼き付き、
制作時に指先と作品の間に発生する液状化した粘土の皺を、
まるでサンドアートのように浮かび上がらせています。
箆目の一本一本にまで拘った造形は見事の一言に尽き、
多久先生の古備前への理解度の高さが伺えます。
底部は塗り土を施しておらず、更には渦を巻くように小石が並んでおり、
まさに「舞台裏」として胎土の土質や紐作りの手法が分かるようになっており、
多久先生が研究者として後に続くものを歓迎しているかのようです。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径15.3cm×14.5cm×高さ22.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-02-10
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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