人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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金重素山 作 「粉吹ぐい呑」

金重素山 作 「粉吹ぐい呑」

(商品No. 7359)
55,000 円(税込)

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■作品の特徴

天才陶工と呼ばれた実兄の金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、
備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の新作粉吹ぐい呑です。

素山先生が白化粧を施釉したまま焼かずに残されていた白地を、
50年近い時を経て愫先生の手によって円山窯にて焼成された作品です。

円山窯の倉庫にてひっそりと眠っていた白地が今回奇跡的に焼き上がり、
時を超えた金重素山先生の新作粉吹作品としてカムバックしました。

当時は石臼で化粧土を挽いていたそうで、まったりとした柔らかな白色に仕上がっており、
ここに薪窯焼成によって自然釉を僅かに含んだ淡黄色の釉調が重なり非常に味わい深いです。

左右に粘土が揺れるような口縁部分や、厚みのある造形もまた絶妙であり、
優しげで柔らかな色合いとゆったりとした意匠がとても良くマッチしています。

使えば使うほどに酒が染みて透明釉に貫入がくっきりと現れる事で、
美しい釉調と力強い造形に加えて、得も言われぬ古格を帯びて完成へと至るでしょう。

■作品の概容

愫識箱(四方桟)
径6.7cm×6.5cm×高さ5.1cm

■作品画像

金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #1 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #2 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #3 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #4 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #5 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #6 金重素山 作 「粉吹ぐい呑」 #7

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2024-07-09

■作者(金重素山)について

金重素山先生(1909年〜1995年)は備前焼人間国宝の金重陶陽先生の実弟で、1951年頃までは一緒に作陶されていました。

その後、京都大本教への奉仕活動に従事し、備前焼以外の技法も研究されました。

1964年には岡山市円山に登り窯を築窯し独立されました。

1966年に電気窯による緋襷焼成を完成させました。

1982年には伊部に工房を移し、牛神下窯を築窯されました。

1983年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

1995年に逝去されました。

主な受賞歴・・・三木記念賞、山陽新聞社文化賞、文化庁長官賞、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章


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