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金重素山 作 「備前湯呑」
(商品No. 6468)
100,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
天才陶工と呼ばれた実兄の金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、
備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の備前湯呑です。
当時金重素山先生が非売品として制作されていた湯呑で、
円山窯に残されていたものを金重 愫先生より譲っていただいた未使用品です。
食器用に調整されたやや粗目の粘土を使用しており、
小さな白い石粒が土肌の表面に多く見られ大変味わい深いアクセントになっています。
正面にはたっぷりと煙を吸い込んで生まれた黄胡麻が、
腰回りにはまるで火の影を投影したかのような抜けがあり、
ただの湯呑ながらも実に奥深い景色をもっています。
吸い込まれるような内側の作りや、力強い高台削りなど作品の隅々まで作り込みつつ、
それを使用者に感じさせない懐の深さは流石素山先生らしいです。■作品の概容
愫識箱(四方桟)
径7.5cm×7.2cm×高さ9.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-01-07
■作者(金重素山)について
金重素山先生(1909年〜1995年)は備前焼人間国宝の金重陶陽先生の実弟で、
1951年頃までは一緒に作陶されていました。
その後、京都大本教への奉仕活動に従事し、備前焼以外の技法も研究されました。
1964年には岡山市円山に登り窯を築窯し独立されました。
1966年に電気窯による緋襷焼成を完成させました。
1982年には伊部に工房を移し、牛神下窯を築窯されました。
1983年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1995年に逝去されました。
主な受賞歴・・・三木記念賞、山陽新聞社文化賞、文化庁長官賞、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章
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