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金重素山 作 「伊部ぐい呑」
(商品No. 5691)
130,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
天才陶工と呼ばれた兄・金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の備前酒呑です。齢五十歳を過ぎるまで自らの作品を売らず兄の陶陽先生の影に徹してきた金重素山先生ですが、本作はそんな素山先生の作品が少しずつ世に出始めた六十歳頃から七十歳頃までに制作された酒呑です。窯の中でも火前に設置されて焼き上げられており、たっぷりと掛かった黄胡麻が溶けてガラス状になって前面に付着しています。裏面は逆に火の影になっており、じっくりと煙を吸い込んだ肌がまるで蕩けるかのような風情ある土味となっています。豪快極まる堂々とした高台は大地に根ざすかのような迫力があり、切れ味鋭い名人芸はこれ以上無い最高の肴となります。
■作品の概容
愫識箱(四方桟)
径6.8cm×径6.7cm×高さ6.3cm
■作品画像
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公開日時:2019-11-27
■作者(金重素山)について
金重素山先生(1909年〜1995年)は人間国宝金重陶陽先生の実弟で、1951年頃までは一緒に作陶されていました。桃山調の緋襷を得意とし、茶陶の第一人者と言われました。1964年岡山市東郊に円山窯を築窯、1966年電気窯による桃山調の緋襷を発表して反響を呼びました。1982年伊部に移り牛神下窯を築き、1983年県指定重要無形文化財保持者となりました。文化庁長官表彰、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章を叙勲されました。1995年に亡くなられました。
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