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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 7498)
66,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑です。
令和6年10月に窯出しされた最新作です。
穴窯の窯変と言えば縦横無尽の胡麻と、力強い緋襷が組み合わさったものが一般的ですが、
本作は直接自然釉に触れることなく焼き上げた、ある意味では真の「穴窯緋襷」となっています。
登り窯緋襷と同様に、窯の中で火に触れず蒸し焼きのようにして焼き上げられており、
もっちりとした肌合いの中に、融着防止のためのささやかな緋襷が残されています。
剥き出しの白い土肌は、自然釉を完全に避けたことで実に柔らかで肌理が細かく、
ついいつまでも掌の中で撫でておきたくなる仕上がりとなっています。
見込みや胴部の一部分には僅かに自然釉が付着した形跡があり、
完全密封の隙間を縫って激しい炎が侵入してきたことが分かります。
基本的には高台ありの縦長シルエットでシンプルな造形で、
腰に入った打紋が緋襷と合わさって程良いアクセントになっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.2cm×7.0cm×高さ6.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-11-30
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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