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中村六郎 作 「備前酒呑」
(商品No. 7646)
385,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。
作風などから見て中村六郎先生の晩年期の作品で、
箱書きや作風から見て90歳頃の作品ではないかと思われます。
黒々とした極上の灰被り窯変と、ねっとりとした緋色に加えて、
さらにカセ胡麻まで合わさった贅沢なカセ窯変の景色が素敵です。
使用時には水気を吸って緋色と灰被り窯変がより美しく煌めき、
使えば使うほどにカセ胡麻と緋色は育っていくという極上の景色です。
中村六郎先生の代名詞とも言える波打つように整えられた口縁部は、
三箇所の頂点を持つ緩やかな三角形の意匠となり、
左党と愛陶家を虜にしてきた独特の口縁を形作っています。
お酒の香りが広がりやすいと人気の馬盥型の酒盃は、
大振りの酒呑とはまた違う程よいサイズ感となっており、
少量の酒量で酒器の神様らしい色気を堪能することが出来ます。
また口縁だけではなく、軽くくびれた胴の仕上がりも見事で、
名人らしい絶妙なフィット感となっています。
土焼き造りのそのどれもが酒器の神様らしい魅力に満ち溢れたプレミアムな酒呑です。
肌合いは若干柔らかですが、汚れはほとんどありません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径8.6cm×8.5cm×高さ3.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-05-06
■作者(中村六郎)について
中村六郎先生は1914年に岡山県備前市で生まれました。
終戦までは会社勤めをされていましたが、金重陶陽先生に薫陶を受け窯焚きの技術等を習得されました。
その後、1961年に六郎窯を築いて独立されました。
1986年には伝統工芸士に認定され、同年岡山日日新聞賞を受賞されました。
1989年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
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