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中村六郎 作 「備前麦酒呑」
(商品No. 7504)
55,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前麦酒呑です。
作風や箱書きなどから見て、60代半ばから70代頃にかけての作品と推測されます。
作品全体が一目で中村家と分かる夕焼けのような色合いに染まっており、
見ても使っても育てても楽しめる素晴らしい土味が楽しめます。
中村家のビール呑と言えば、この土管のようなストレートタイプが一般的で、
実際に手にとって見れば見た目の大きさの割に大変収まりが良く、
何気ない造形ながらも六郎先生が考え抜いた造形である事が伺えます。
さらに本作は一般的な六郎先生の作品よりもかなり背が高くなっており、
勢い良く轆轤を挽き上げる六郎先生の矍鑠たる様子が目に浮かんできます。
中村六郎先生の代名詞とも言える、流れるように整えられた口縁部も健在で、
上から見た場合に三箇所の頂点を持つ緩やかな三角形となり、
左党を虜にしてきた独特の意匠がビアマグでもしっかりと再現されています。
前作ですが内部に焼成時の藁灰が残っており、未使用品であると思われます。
(当店にてクリーニングして発送いたしますが、不要の際はお申し付け下さい)
■作品の概容
共箱(二方桟)
径8.1cm×8.0cm×高さ13.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-12-06
■作者(中村六郎)について
中村六郎先生は1914年に岡山県備前市で生まれました。
終戦までは会社勤めをされていましたが、金重陶陽先生に薫陶を受け窯焚きの技術等を習得されました。
その後、1961年に六郎窯を築いて独立されました。
1986年には伝統工芸士に認定され、同年岡山日日新聞賞を受賞されました。
1989年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
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