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中村六郎 作 「備前ぐい呑」

中村六郎 作 「備前ぐい呑」

(商品No. 6920)
95,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。

本作は中村六郎先生が60歳の頃に制作されたと思われる酒呑ですが、
まるで晩年期と見紛うような窯変と造形を持っております。

造形的にも本作は幅約7.2cmと晩年と比べて若干小振りになっており、
程よい大きさながら酒器の神様らしい色気を堪能することが出来ます。

酒器には嬉しいグレーの灰被り窯変と緋色の土味が出ていますが、
中村家の代名詞である非常に鮮やかな緋色の抜けではなく、
土の芯にぽっと火が灯るような上品な窯変となっています。

中村六郎先生の代名詞とも言える波打つように整えられた口縁部は、
三箇所の頂点を持つ緩やかな三角形の意匠となり、
左党と愛陶家を虜にしてきた独特の口縁を形作っています。

また口縁だけではなく、軽くくびれた胴の仕上がりも見事で、
名人らしく掌に吸い込まれるようなフィット感となっています。

前作ですが使用感や汚れなどはありません。

■作品の概容

共箱(四方桟) ※紐無し箱
径7.2cm×7.1cm×高さ5.5cm

■作品画像

中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #1 中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #2 中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #3 中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #4 中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #5 中村六郎 作 「備前ぐい呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2023-04-18

■作者(中村六郎)について

中村六郎先生は1914年に岡山県備前市で生まれました。

終戦までは会社勤めをされていましたが、金重陶陽先生に薫陶を受け窯焚きの技術等を習得されました。

その後、1961年に六郎窯を築いて独立されました。

1986年には伝統工芸士に認定され、同年岡山日日新聞賞を受賞されました。

1989年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。

酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。

2004年4月に逝去されました。

酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。

2004年4月に逝去されました。


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