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伊勢崎 満 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 7786)
11,000 円(税込)
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■作品の特徴
備前焼を愛し備前に多大なる貢献をした名工、伊勢崎満先生の備前ぐい呑(酒呑)です。
平成10年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
常に備前焼の良さは土味にあると信じて活動し、
良質の田土にこだわり続けた満先生らしい奥深い景色をもっています。
内側と外側で大きく印象が変わる酒呑で、外側は満先生らしい落ち着いた雰囲気の窯変ですが、
内側ではかなり強めの金彩が出ており、まるでプラチナのように輝いています。
ただ、金彩だけが取り柄というわけではなく、土の良さ香るねっとりとした紫蘇色や、
枯れた雰囲気を醸し出す黄胡麻と桟切りなど、備前焼の基本はしっかりと抑えられています。
満先生の酒呑の中でも定番の造形となっており、
やや肩が窄まり口縁は開いた格好で、シンプルかつ使いやすいものとなっています。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.2cm×6.2cm×高さ5.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-09-25
■作者(伊勢崎 満)について
伊勢崎 満先生は1934年に無形文化財 伊勢崎陽山先生の長男として生まれ、
幼少より父に陶技を習い岡山大学特設美術科彫塑を専攻されました。
茶陶の本格派として桃山風の造形や土味、焼成を追及。
作品によって登窯と中世の穴窯を使い分け、電気窯やガス窯は使わず、
松割木による焼成にこだわられています。
1964年日本工芸会正会員となり1974年には金重陶陽賞を受賞されました。
1994年に山陽新聞文化功労賞、1998年第15回田部美術館大賞を受賞されました。
同年3月に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
2011年8月、77歳で逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労賞、茶の湯の造形展大賞など多数/県展招待
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