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伊勢崎 淳 作 「備前酒呑」
(商品No. 7844)
66,000 円(税込)
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝伊勢崎 淳先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑(ぐい呑)です。
令和7年10月に窯出しされた最新作です。
作品正面に当たる部分を地面に伏せて焼いており、
黄胡麻、流れ胡麻、焦げ胡麻、飴色の土味など、
穴窯のダイナミックな焼き上がりが楽しめます。
作品全体の7割程度を自然釉が覆っていますが、
満遍なく同じ色合いになるのではなく、部位ごとに景色が変わる為、
飽きのこない多彩な景色を楽しむことが出来ます。
作品の背面側では焼成時に黄胡麻がたっぷりと掛かっており、
それらが焼成中に正面部分へと流れ落ちて琥珀色の玉垂れを形成しています。
これだけの激しい景色を形成するための熱量は凄まじいものであったと推測され、
見込みの中央部は熱によって大きく隆起しまるで鬼のコブのようになっています。
土肌を全て覆い尽くすような強烈な自然釉の奔流と、
それに抗うために粘土が巨大なコブを隆起させ戦っているようで、
酒呑ながらも壮大な世界観を感じさせる作品になっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.9cm×6.6cm×高さ6.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-11-24
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
2025年には文化功労者に選ばれました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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