人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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藤原 啓 作 「備前酒杯」

(商品No. 5107)
藤原 啓 作 「備前酒杯」
80,000 円(税込)

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■作品の特徴

豪放磊落で優しさが滲み出るような温かな作風で万人に愛された、藤原 啓先生の備前酒杯です。啓先生の中期から晩年にかけての作品で、もぐさ色の土味にねっとりとした緋襷が掛かった秀作です。ねっとりとした柔らかな緋襷の中に独特の光沢感と火の走りがあり、土ものらしい幽玄な味わいが見る者を虜にします。見込み一面にも味わい深い緋襷が敷き詰められており、酒をこよなく愛した啓先生らしい景色づくりとなっています。高台削りの際に水気を含んだまま倒れた形跡があり、豪放な作りで無作為の美を尊ぶ啓先生らしく転倒時の変形を敢えてそのまま作品の中に残して焼き上げており面白いです。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径6.7cm×6.1cm×高さ5.3cm

■作品画像

藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」
藤原 啓作 「備前酒杯」

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公開日時:2018-07-04

■作者(藤原 啓)について

藤原 啓先生(1899年〜1983年 岡山県備前市生まれ)は、備前市穂浪在住の国文学者 正宗敦夫氏の進めで備前焼の道へ。三村梅景氏にろくろ成形などの手ほどきを受け、1941年からは、同じ人間国宝の金重陶陽先生に焼成法などを学び、陶技の腕を磨きました。鎌倉・室町の雑器に見られる素朴さや豪放さに倣い、おおらかで明快な作風の壺や花器を製作されていました。若い時代に吸収した芸術に対する教養が作品に影響を及ぼしています。1954年、備前焼二人目の国指定重要文化財(人間国宝)保持者となり、1958年には日本工芸会理事に。1977年に岡山県備前市に藤原啓記念館を設立しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、備前市名誉市民、岡山県名誉県民、没後従五位勲三等瑞宝章受賞


 

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