人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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藤原 雄 作 「備前徳利」

(商品No. 5139)
藤原 雄 作 「備前徳利」
150,000 円(税込)

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■作品の特徴

日本国内のみならず、世界へと視野を広げ、備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前徳利です。陶印が非常に大きく刻まれており、雄先生が若い頃に制作された初期の作品を、人間国宝認定後に箱を新たに作り直したものと思われます。非常にキメ細かいモスグリーンのカセ胡麻が全身を覆う中で、まるでコンパスで線を引いたかのようにくっきりと丸抜けが出ており非常に見事な景色となっています。丸抜けの部分はまるで完熟した果肉のように鮮やかなオレンジ色となっており、カセの部分の植物のような肌合いと相まって陶器でありながらも瑞々しい果物のようです。晩年期は小振りな徳利が多い雄先生ですが、本作は初期作らしくどこか啓先生のようなどっしりとした大振りの蕪型となっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.7cm×胴径10.3cm×胴径10.1cm×高さ12.4cm 容量 約450cc

■作品画像

藤原 雄作 「備前徳利」
藤原 雄作 「備前徳利」
藤原 雄作 「備前徳利」
藤原 雄作 「備前徳利」
藤原 雄作 「備前徳利」
藤原 雄作 「備前徳利」

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公開日時:2018-08-01

■作者(藤原 雄)について

藤原 雄先生(1932年〜2001年 岡山県備前市生まれ)は、人間国宝藤原啓先生の長男です。作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」などシリーズ化して開催。スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。1967年に日本陶磁協会賞を受賞。1980年、県指定重要無形文化財保持者に。1996年には陶芸会で初めて親子二代の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)になりました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞


 

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