金重陶陽 作 「備前徳利」(商品No. 5707) |
900,000 円(税込)
売約済 |
※ 送料、代引き手数料、全国一律無料
( お支払・配送についてはこちら ) |
初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前徳利です。陶印や土味や箱の仕立てなどから見て金重陶陽先生最晩年期の作品で、昭和40年以降の亡くなられる直前に制作されたものと思われます。桟切、焦げ胡麻、黄胡麻、抜けと多彩な窯変が目まぐるしく切り替わり、備前焼らしい多彩な変化が持ち手を飽きさせない徳利となっています。明るい茶色に発色する最上級の観音土を用いられており、手に取るとしっとりとした肌合いで大変柔らかく、陶陽先生の土づくりの集大成とも言える作品となっています。造形の面でも最晩年期の陶陽先生の特徴がよく出ており、晩年になるにつれて口作りが小さくなりますが、本作も実際より一回り大きく感じさせるような堂々とした胴の作りに対し、小振りで非常に洗練された口造りとなっています。その為、注ぐ際にはトクトクと上品な音を奏でてくれます。陶陽先生らしい造形、焼き、土味が見事に調和した素晴らしい逸品です。
共箱(四方桟・共箱二重箱付・金重晃介先生の鑑定付)
口縁3.1cm×胴径8.5cm×胴径8.5cm×高さ11.9cm 容量 約330cc
※クリックで拡大表示します。
※お客様のお使いのスマートフォン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-12-10