金重陶陽 作 「備前湯呑」(商品No. 5669) |
210,000 円(税込)
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初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前湯呑です。陶印が比較的短めの「ト」になっていることから、昭和30年前後に制作された晩年期の作品であると思われます。作品中央部には珍しく「玉」の文字が彫り込まれており、たっぷりと掛かった胡麻などを見るに特別な湯呑であると思われます。作品の片面を覆い尽くした胡麻は黄胡麻とカセ胡麻の中間のようになっており、緑色と黄色の織り混じった複雑な色合いが大変味わい深いです。ベースとなる土も金重陶陽先生らしいこだわり抜いた土を使用しており、外周部では胡麻の色味を引き立てるビターチョコの色合い、内側では外周部よりも一段と明るくなった紫蘇色や緋色など実に多彩な色合いが楽しめます。高台はいつもの金重陶陽先生らしく自然体ながらも、三日月高台として中央部をずらしており、流れるような削り口が実に鮮やかです。
共箱(二方桟)
径7.7cm×7.6cm×高さ9.1cm
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公開日時:2019-11-05