金重陶陽 作 「備前鮟鱇茶入」(商品No. 5876) |
350,000 円(税込)
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初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前鮟鱇茶入です。
陶印から見て金重陶陽先生最晩年期の作品で、
昭和30年代後半から40年代にかけて制作されたものと思われます。
唐物大海茶入の銘品を彷彿とさせる広口の茶入で、
その力強い造形故に目を離させない抜群の存在感があります。
焼き上がりは金重家の胡麻景色となっており、
窯の火前でじっくりと焼かれた極上の黄胡麻焦げ胡麻と、
固く焼き締まりながらも複雑で奥行きのある色合いを失わない絶妙な土味が楽しめます。
口から胴へ掛けては硬質な紫蘇色の土味になっていますが、
底部に行くにつれてキャラメルのような色合いへとグラデーションし、
さらには内外でまた違った色合いとなるなど、掌の上でいつまでも眺めていられます。
枯れつつも激しい炎の面影を残した本作には、
抹茶の爽やかな緑がたまらない彩りとなるでしょう。
陶陽先生らしい造形、焼き、土味が見事に調和した素晴らしい逸品です。
晃介識箱(四方桟)
径9.3cm×9.3cm×蓋含む高さ7.6cm
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公開日時:2020-05-15