金重陶陽 作 「備前酒呑」(商品No. 6285) |
500,000 円(税込)
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初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前酒呑です。
陶の字を一部土丶にした陶印となっており、
細工物から轆轤物へと作品制作を徐々に移行していた時代の作品です。
細工物から轆轤物へと転向した頃の作品であり、
晩年期に比べて薄造りの造形やシンプルな高台削りからは、
細工物のエッセンスを感じ取ることが出来ます。
土に関しては轆轤物に適した田土を使用されており、
ほんのりと緋色が出た味わい深い抜けや、
茶色紫蘇色橙色など酒器には嬉しい多彩な土味を持っています。
さらに樹木の表皮のような独特のカセ胡麻もあり、
手入れによってやや掠れたような肌合いとなるなど、
抜群の枯れ味で眼も唇ももてなしてくれます。
胴部にはこの時期特有の檜垣文が彫り込まれており、
新たな備前焼の表現を求めて苦悩する金重陶陽先生の姿が思わず目に浮かびます。
金重晃介先生の鑑定付き写真が付属致します。
共箱(四方桟・二重箱・鑑定済)
径6.8cm×6.5cm×高さ5.2cm
※クリックで拡大表示します。
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公開日時:2021-07-05