安倍安人 作 「伊部酒呑」(商品No. 5743) |
100,000 円(税込)
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古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、安倍安人先生の窯出しされたばかりの新作伊部酒呑(ぐい呑)です。現在備前の作家の大多数が使用しているコバルトを用いた塗り土ではなく、鉄分の多い粘土を用いた古備前同様の伊部手となっています。最大の特徴はやはり伊部手肌で、黒というよりも茶褐色の非常に複雑な色合いとなっており、黒や焦げ茶が複雑に混じり合った濃密な肌となっています。江戸初期の伊部手水差しなどに見られる伊部手肌に比肩し、甲虫のような深く繊細な色合いはいつま眺めても飽きることが有りません。また、今回の黄胡麻はまず全体にスモークのように微量の胡麻が付着し、後から正面などに厚く掛かっていく形式で、霧のような胡麻が一気に濃くなったり、また分散したりと面白いマチエールを見せています。
共箱(四方桟・二重箱)
径6.9cm×6.2cm×高さ6.6cm
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公開日時:2020-01-15