川端文男 作 「備前自然練込茶碗」(商品No. 5905) |
20,000 円(税込)
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グラフィックデザイナーから備前焼作家へ転身し、
土の持つ可能性を引き出した独創的な作品を手掛ける川端文男先生の、
やや前作の備前自然練込茶碗です。
平成10年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
原土の状態での土の成分のバラつきを敢えてそのまま利用し、
成分の違いによってマーブル状の肌となった自然練り込みの茶碗です。
何よりも特徴的なのはそのマーブル状の色合いですが、
実は練り込み作品は質感も非常に良くなっており、
柔らかな和紙や最高級の大理石のようなしっとりとした質感となっています。
緋襷を線ではなく一つの色一つの絵として捉えた緋襷掛けも見事で、
練り込みで剥き出しになった土の質感に変化を加えて新たな表情を見せつつ、
窓から差す光や燃え上がる炎を連想させる芸術的な緋襷が素敵です。
土肌の美しさを邪魔しないよう組み上げられた曲線美を生かしたシンプルな造形も見事で、
五感を使って自然練り込みを楽しむことに特化させています。
共箱(四方桟)
径11.7cm×11.6cm×高さ7.9cm
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公開日時:2020-06-14