多久 守 作 「備前緋襷酒盃」(商品No. 5942) |
16,500 円(税込)
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自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前緋襷酒盃です。
緋襷を自身の制作の中心に据える多久先生らしく、
近代備前を象徴するヒヨセ系の緋襷を味わいを見事に表現しています。
工房にズラリと並ぶ緋襷焼成の作品のすべてが色合いの違う緋襷となっており、
土マニアで研究熱心な多久先生だからこそ成し得る圧巻のレパートリーです。
その中でも気になったものの一つがこの緋襷酒呑で、
古備前調の作品を狙う多久先生にしてはやや珍しいなと感じる焼き上がりとなっています。
本作は金重陶陽先生の人間国宝認定頃の長い「ト」時代の登り窯の緋襷作品に見られるような、
赤紫色または青味がかった灰色の土味に、朱色に近いネットリした緋襷は風情があります。
更に紐作りによる胴の立ち上げによって口縁部の下に布地の皺のような土の隆起が生まれ、
これがネットリと濃厚な緋襷の雰囲気をより盛り上げており、
まさしく緋襷好きにはたまらない一品へと仕上げています。
共箱(四方桟)
径6.4cm×6.3cm×高さ5.3cm
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公開日時:2020-07-21