人間国宝無形文化財等、 備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。


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原田拾六 作 「備前ぐい呑」

(商品No. 6089)
原田拾六 作 「備前ぐい呑」
66,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、
原田拾六先生の最近作の備前酒呑(ぐい呑)です。

拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
重厚な土肌に豪快な胡麻が掛かった拾六備前の特徴をよく捉えた作品です。

伊賀系の焼き物を彷彿とさせる強烈な自然釉が目を引く酒呑で、
淡いグリーンの自然釉が流し掛けの如く作品全体に出ており、
窯の中でどのような状態で焼かれたのか非常に興味をそそられます。

たっぷりと掛かった自然釉もワントーンではなく部位ごとに変化しており、
ガラス質に透明化してまるでクリスタルのような美しい肌であったり、
カセた肌がまるで軽石のような質感になっていたりとバラエティに富んでいます。

強い焼き込みに応じて土味にも変化が発生しており、
やや明るめの紫蘇色をベースとして、キラキラと輝いているように見え、
まるでプラチナでコーティングされたかのようです。

原田拾六先生のこだわりである高台づくりも見事で、
やや背の低い十文字割高台がなんとも洒落ています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ6.7cm

■作品画像

原田拾六作 「備前ぐい呑」
原田拾六作 「備前ぐい呑」
原田拾六作 「備前ぐい呑」
原田拾六作 「備前ぐい呑」
原田拾六作 「備前ぐい呑」
原田拾六作 「備前ぐい呑」

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公開日時:2020-12-13

■作者(原田拾六)について

原田拾六先生は1941年に岡山県備前市で生まれました。

明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年頃から作陶をはじめました。

1971年に小穴窯、その翌年には登り窯を築き本格的に作陶を開始されました。

1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。

1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。

特に擂鉢を得意とされており、花器や茶器や酒器を紐づくりを中心に一部轆轤挽きによって制作されています。

東京や大阪など全国各地で個展を開催されています。

1983年にはオーストラリア国立民族博物館で、布志名焼の舟木研児先生と二人展を開催されました。

2000年には日本陶磁協会賞を受賞されました。

2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品され、作品が収蔵されました。

2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムオブアートに作品が収蔵されています。


 

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