原田拾六 作 「備前ぐい呑」(商品No. 6089) |
66,000 円(税込)
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備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、
原田拾六先生の最近作の備前酒呑(ぐい呑)です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
重厚な土肌に豪快な胡麻が掛かった拾六備前の特徴をよく捉えた作品です。
伊賀系の焼き物を彷彿とさせる強烈な自然釉が目を引く酒呑で、
淡いグリーンの自然釉が流し掛けの如く作品全体に出ており、
窯の中でどのような状態で焼かれたのか非常に興味をそそられます。
たっぷりと掛かった自然釉もワントーンではなく部位ごとに変化しており、
ガラス質に透明化してまるでクリスタルのような美しい肌であったり、
カセた肌がまるで軽石のような質感になっていたりとバラエティに富んでいます。
強い焼き込みに応じて土味にも変化が発生しており、
やや明るめの紫蘇色をベースとして、キラキラと輝いているように見え、
まるでプラチナでコーティングされたかのようです。
原田拾六先生のこだわりである高台づくりも見事で、
やや背の低い十文字割高台がなんとも洒落ています。
共箱(四方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ6.7cm
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公開日時:2020-12-13