高力芳照 作 「備前窯変酒呑」(商品No. 7124) |
22,000 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑です。
令和5年10月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
「焼き」と「土」のうちの「焼き」にかなり寄せた極上の上りとなっています。
しっかりと焼き込まれた灰被り窯変は墨のような黒色の上に更に紫銀彩が乗り、
光にかざすと妖しく煌めき、見る者をあっという間に虜にしてしまいます。
見込みも外周部と同様に濃厚なグレーの灰被り窯変に覆われており、
見込みに残された濃厚な紫蘇色と相まって最高の酒映りとなっています。
正面部分の抜けはしっかりと焼き切られた硬質な土味が顔を覗かせていますが、
それでもなおほんのりとした緋色が、まるで土から滲み出すかのように発色しており、
強い焼きによって土味が引き立てられるという逆説的な表情が面白いです。
近年の造形はやや薄手にシフトチェンジした高力先生ですが、
端正な口造りですが腰にはある程度肉を残して程よい手取り感をキープしています。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.4cm×6.2cm×高さ6.1cm
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公開日時:2023-11-08