人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。



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備前焼を楽しむ


釉薬を用いない備前焼には微細な凹凸がありビールを注いだ時の発砲能力が高く、キメ細かなクリーム状の泡が立ち、一段と美味しく頂けます。

 

釉薬を用いず、長時間、高温焼成された備前焼は遠赤効果で酒やビールなどをより一層まろやかに美味しくしてくれます。

 

「備前徳利で酒を注げば銘柄が一段上がる」とも言われるほど備前の徳利は数寄者に珍重されています。

 


使う人の「見立て」で様々に楽しんで頂ける備前焼。大地のような備前焼はどんな花を生けてもとても良く似合います。


また古来より「備前の水甕、水が腐らぬ」と言われておりますが、備前焼の内部には微細な気孔があり外の空気を取り入れて、器が呼吸するため水が腐りにくく、花を生ければとても長持ちします。

 

また焼き締めの備前は手に触れて使ってこそ生きてきます。
備前の器は使い込むほどに表面の細かい角が取れ、どんどん変化していきます。

 

備前で一般的に「作家もの」と呼ばれる独立した作家による作品は、特に土造りや土味に拘って、一つ一つ丹念に制作されておられますので、使う程に土肌はしっとりとした質感となり、色合いもより一層深みを増し、ますます愛着が湧いてくる自分だけの作品に育ってゆきます。

土と炎だけでつくり上げられる焼締陶ならではの、シンプルながらも幻想的な窯変は実に千変万化です。

 


備前焼は熱しにくく冷めにくい性質があります。 高い保温効果により、温かなお茶、コーヒーをゆっくりと楽しんで頂けます。

 

厳選した陶土を窯の中でじっくりと焼き締めることにより、正に自然が写り込んだかのような繊細かつ多彩な色調が現れます。

それが備前焼の最大の魅力でもあり、他に類を見ない特徴とも言えるでしょう。

備前焼は古来より日本人が大切にしてきた侘び寂を体現した焼き物として今日でも多くの方に愛されています。

 

川口陶楽苑では、現代作家・物故作家の厳選した作品を幅広くご紹介させて頂いておりますので、 ぜひ日々の暮らしの中に取り入れて、世界に一つだけの作品との一期一会の出合いを感じて頂ければと思います。



◆ 備前焼をお使い頂く際の注意点
  • 直火やオーブンでは使用しないで下さい。(電子レンジのご使用も極力避けて下さい。)
  • 食器などは盛り付ける前に器を水に浸しておくと、シミが付きにくく、お手入れもしやすくなります。
  • 箱に入れて収納する場合は、十分に乾燥させて下さい。

    基本的に一般的な食器と同様にお使い頂けます。
    何かご心配な点等ございましたら、お気軽にお尋ね下さいませ。


 

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