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中村六郎 作 「備前酒呑」
(商品No. 5988)
180,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。
中村六郎先生の晩年期の作品で、真先生曰く80歳代の作品であるとのことです。
一目で六郎先生と分かる緋色と緑色のコントラストを持っており、
一段甘い焼きとなった緋色と激渋の緑胡麻に誘われていくらでもお酒が進みそうです。
特に抜群の色味となった緋色は正しく六郎備前の醍醐味と言え、
元々味わい深い緋色が酒に濡れることで更に蕩けるような色合いへと変化し、
たまらない色気を放って楽しませてくれます。
それでいて全体的に程良く焼き込まれており、
甘く蕩けるような中央の緋色から少し目を横へやると、
やや緑色掛かった胡麻と焦げ胡麻など登り窯らしい変化に富んだ景色が見られます。
波打つように整えられた口縁部は緩やかな三角形に、
ギュギュギュッと三点力を込めた高台もまた三点展開になっており、
六郎先生のファンにはたまらない仕上がりになっています。
日本酒ファンのツボをつく軽くくびれた胴の仕上がりも見事で、
名人らしく掌に吸い込まれるようなフィット感となっています。
作品箱共に真先生の鑑定済みで、使用感がありますが汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.8cm×7.7cm×高さ5.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-09-03
■作者(中村六郎)について
中村六郎先生は1914年に岡山県備前市で生まれました。
終戦までは会社勤めをされていましたが、金重陶陽先生に薫陶を受け窯焚きの技術等を習得されました。
その後、1961年に六郎窯を築いて独立されました。
1986年には伝統工芸士に認定され、同年岡山日日新聞賞を受賞されました。
1989年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
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