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森本良信 作 「備前酒盃」
(商品No. 5997)
15,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
優れた美的感覚を持ち、土と焼きと造りに於いて常に進化し続ける森本良信先生の備前酒盃です。
森本先生自身が「被り物」と表現する備前手の作品で、
胡麻や桟切などが幾重にも重なり合い、重厚な窯変の着物を形成しています。
しかし本作の肝はそこではなく、
あくまでもその被り物を焼成する過程で生まれる絶妙な「抜け」であり、
堅く焼きしまった肌の中に生まれる極上の陰影が見事です。
現代備前でよく言われる甘焼きの抜けではなく、
古備前の肌に確かに存在していた焼き締まった抜けを追求し、
濃厚なチョコレートのような土肌に被り物と抜けを加えて、
立体的かつ濃密なテクスチャーを完成させました。
そのような抜けと最も相性が良いであろう盃型の作品で、
見込み部分にて森本先生が表現したい抜けを、
最もシンプルかつ分かりやすく再現されています。
古備前と同様の必要最小限ながらも濃密さで魅せる胡麻が見事で、
口縁部からパラパラと僅かに降り掛かった辛子色の黄胡麻が、
新作ながらも古格を帯びた土肌にたまらないアクセントとなっています。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径8.3cm×8.0cm×高さ3.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-09-13
■作者(森本良信)について
森本良信先生は1976年に岡山県に生まれました。
1996年備前陶芸センターを修了し、フリーを経て独立しました。
2004年東京にて初個展を開催し、以後毎年東京を中心として全国にて個展開催されています。
2005年、2006年、2007年に田部美術館「茶の湯の造形展」に入選されました。
東京日本橋三越にて、2008年「現代作家酒器展」と、2009年「現代作家茶碗展」に出展されました。
2010年には岡山天満屋で個展を開催しています。
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