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各見政峯 作 「備前須恵風湯呑」
(商品No. 5999)
16,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
近代陶芸の巨匠たちの薫陶を受け、独自の境地を切り開いた各見寿峯先生の政峯時代の備前須恵風湯呑です。
昭和58年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
タイトルの須恵風の名の通り、須恵器の青灰色の肌が再現されており、
縄文備前や鬼備前など備前焼の様々な表現を模索してきた政峯先生らしい作品です。
還元環境での焼成による青灰色の肌は青備前を彷彿とさせ、
それらよりもややグレーが強い本作はまるで乾燥中の備前焼の素地のようです。
縄文風の櫛目が胴をぐるりと取り囲むように入れられており、
作品のプリミティブな雰囲気をより高めています。
湯呑自体としては上品な作りをしており、
山本陶秀先生の薫陶を受けた政峯先生らしい薄造りの口縁となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.8cm×7.7cm×高さ8.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-09-15
■作者(各見政峯)について
各見政峯先生は1921年に岡山県備前市で生まれました。
1935年から岡山県工芸学校で漆芸家の難波仁斎先生に蒔絵を学びました。
戦後に金重陶陽先生の作風に感激し、宝瓶づくりの指導を受けたのをきっかけに陶芸の道に入られました。
その後は山本陶秀先生にも師事されました。
1969年には日本工芸会正会員に認定されました。
1980年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1997年には備前焼パリ展に出展されました。
伝統の枠にとらわれない作品を多数制作しており、鬼備前、絵備前、縄文備前、須恵風備前などが有名です。
絵や書画や短歌をたしなみ、歌集を4冊出版しています。
2017年8月に逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、山陽新聞賞、文部大臣奨励賞、勲五等瑞宝章、岡山県文化賞、三木記念賞など多数/県展審査会員
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