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金重 愫 作 「備前扁壺徳利」
(商品No. 6048)
220,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、
金重 愫先生の極上の新作備前扁壺徳利です。
窯変を狙う際にはとことん焼き込む愫先生ならではの、
まるで土が焼き切れるかのような重く激しい窯変が出ています。
ご自身で仕込み育ててきた粘土に全幅の信頼をおいた上での、
破損を恐れない極限まで焼き込んだ窯変が魅力となっており、
僅かに残った抜けの部分は完全に焼き抜かれて青備前のような還元色になっています。
更に抜けの部分には強い焼き込みの影響からか金彩まで出現しており、
これが綺麗な丸抜けに沿って、まるで暗天に輝く金環日食のような趣があります。
横焚べという登り窯の特性を利用した灰被り窯変ですが、
ここまで焼かれたものはなかなか目にすることがなく、
片面は灰が完全に溶け切ってガラス状の「ナマコ肌」になっています。
もう片面は岩肌のように灰被りが隆起しつつ、
ところどころでは炭化して青銀色の鈍い光を放っています。
愫の先生の代表的な造形である扁壺型が前述の激烈な灰被りと相性抜群で、
見る面によって質感も見た目も様々に印象を変えながら、
光を反射して取り込んで楽しませてくれます。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが、発送までしばらくお時間がかかります。)
口縁3.3cm×胴径11.0cm×胴径10.3cm×高さ11.8cm 容量 約380cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-11-01
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。
京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。
その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。
轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。
装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。
現在は個展を中心に活動されています。
岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。
また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。
1997年には備前焼パリ展にも出品されています。
2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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