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金重有邦 作 「粉吹酒呑」
(商品No. 6058)
25,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
金重有邦ではなく有邦という一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の粉吹酒呑です。
平成18年までの陶歴書が同封されており、
2006年から2010年頃にかけて個展用に制作された酒呑です。
有邦先生ご自身が手作業で磁土を磨り潰して白化粧を作られたそうで、
手作業ゆえの粒子のバラつきによって胎土の様々な色が透過しており、
乾いていても既に雨漏りしているような、古格を帯びた見事な白化粧になっています。
ここから更に使い込んでいけば貫入や雨漏りなどの景色が育ち、
古来より数寄者を魅了してきた枯れ味を醸し出すことでしょう。
また本作は造形に関しても入魂の一品であり、
酒呑ながらも優雅な立ち上がりはまるで茶碗のような風格を備えています。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.3cm×6.8cm×高さ5.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-11-11
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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