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原田拾六 作 「備前鎬徳利」
(商品No. 6063)
120,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の最近作の備前徳利です。
拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
重厚な土肌に豪快な胡麻が掛かった拾六備前の特徴をよく捉えた作品です。
古備前研究で培った知識と技術を詰め込んだ濃厚な肌合いは絶品で、
拾六備前の特徴とも言える青色を含んだ独特の胡麻が見事です。
刀で滅多切りにしたかのような鎬による圧倒的な存在感のある造形も魅力で、
破損や変形や破れなど一切気にすること無く豪快にやり抜いた様は見ていてとても気持ちが良いです。
更に前述の青い胡麻が鎬によって生まれた土肌の細かい隆起に敏感に反応し、
繊細なグラデーションを生み出して千変万化の表情を見せてくれます。
掌の中では岩石のような抜群の存在感がありますが、
一輪生として見ると凛とした雰囲気があり実に奥深い作品となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.1cm×胴径10.1cm×胴径9.8cm×高さ11.6cm 容量 約140㏄
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-11-16
■作者(原田拾六)について
原田拾六先生は1941年に岡山県備前市で生まれました。
明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年頃から作陶をはじめました。
1971年に小穴窯、その翌年には登り窯を築き本格的に作陶を開始されました。
1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。
1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。
特に擂鉢を得意とされており、花器や茶器や酒器を紐づくりを中心に一部轆轤挽きによって制作されています。
東京や大阪など全国各地で個展を開催されています。
1983年にはオーストラリア国立民族博物館で、布志名焼の舟木研児先生と二人展を開催されました。
2000年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品され、作品が収蔵されました。
2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムオブアートに作品が収蔵されています。
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