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金重 愫 作 「備前酒呑 最良土ニテ」
(商品No. 6472)
77,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、
金重 愫先生の窯出しされたばかりの新作備前ぐい呑 最良土ニテです。
令和3年10月の窯出しで焼き上がった最新作です。
「最良土ニテ」と箱書きにある通り極上の田土で制作され、
非常に柔らかくしっとりとした肌合いとなった酒呑です。
40年程度前に素山先生と愫先生で見つけた最高級の粘土を、
機械を使わずに土作りを行った後に蔵で眠らせていたままになっていたそうです。
愫先生に「使わずに死ぬことは勿体なくて出来ない」と言わしめた粘土であり、
シンプルかつストレートな胡麻のみの焼成によって花開いたその肌は、
まるで粉を吹いて崩れそうなほどまろやかで優しい肌合いになっています。
見込みには微塵胡麻がそっと着地しており、
文字通り非常に細かな黒い粒が魚の皮のような独特の景色を作っています。
造形の面でも愫先生の窯変作品にある大胆な箆使いは控えめになり、
あくまでも土を主役に立てた静かな作風となっています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.8cm×7.4cm×高さ6.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-01-11
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。
京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。
その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。
轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。
装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。
現在は個展を中心に活動されています。
岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。
また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。
1997年には備前焼パリ展にも出品されています。
2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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